Voice 多々納 啓人(2021年所属:ネットワーク科学研究室,修士2年):研究で得られる様々な経験



情報工学科を選択した理由




自分の身近にあり、生活を支えている技術について学びたいと考えていました。
利用者からは認知されないことが多いが、現在の生活では必要不可欠なネットワークまたはネットワークインフラを支える技術について学びたいと思い、専攻を決めました。




サーバ管理室




研究について




卒業研究では、複数人の利用者で共有できるクラウドアプリケーションをどこのサーバ上で展開するかを利用者の要望を反映して、実行するサーバ選択機構とクラウドアプリケーションの環境開発を行いました。




修士の研究では、IoTデバイスから発生するストリームデータを処理しながらデータを転送するデータフロー技術について研究しています。 これまで、データフローを利用する際の負荷分散やルーティング、リソースはクラウド事業者に依存してしまうという課題がありました。
そこで、利用者の希望するデータフローを実現するために、if-thenモジュール制御によるデータフローの要望を反映できるコントローラの開発および、データ送信側に依存しないクライアントアプリケーションの開発、OSSであるOpenStackを利用した、安定して取得できる情報による負荷分散の実現により、課題を解決するための研究を行っています。




研究室の活動を通して




ネットワーク科学研究室では、学生が主体的になって様々なことに取り組むことができます。
学生が研究室のサーバを管理、運用したり、ゼミを企画していたりと知識をつけるために意欲的に活動しています。
わたしは、広島市と協力してオープンデータを活用した、新型コロナ感染症対策ポータルサイトの作成や研究室内で使用するアプリケーション開発、新規学生向けの学習教材を作成など、自分が取り組んでいる研究以外にも研究室で様々な活動に取り組んでいます。
もちろん、自分一人で取り組んでいる訳ではなく、研究室のメンバーや先生方に協力してもらいながら取り組んでいます。このような様々なことにチャレンジできる環境と同期に囲まれているお陰で、楽しんで学生生活を送ることができています。







最後に




研究室に入って、研究に取り組むだけでなく、様々なことにチャレンジできる環境と機会をいただきました。
この研究室で得られた経験が、私の人生のターニングポイントになりました。




多々納啓人君の所属研究室(ネットワーク科学研究室)のHPへ




Voicesに戻る