広島市立大学 情報科学部 情報工学科

ユビキタスネットワーク社会の実現に必要不可欠なもの

学部の4年次の卒業研究を更に進めたいと考えて研究科に進学。そのテーマは、インターネットに接続しながら自由に移動できる「移動透過通信の研究」です。

現状のインターネット通信は、ネットワークに接続中の端末が、異なるネットワーク間を移動すると、IPアドレスが変化してしまうことが原因で通信が切断されてしまいます。多くの人がインターネットを利用する現代、移動透過通信の技術の確立は、いつでも、どこでも、誰でも、コンピュータネットワークにつながることができるユビキタスネットワーク社会の実現に必要不可欠なものなのです。

現在は、システムをプログラミングしてはテストし、発生した問題を解決する毎日。正解が一つではなく、ゴールが見えない研究は大変ですが、先生方や先輩との共同研究の作業の中で議論を交わしながら新たな発見に出会うと、とても充実感を覚えます。

リエゾンフェスタで研究内容を紹介する岩田君