Voice 胡濱良樹君(2017 年度 修士2年):再構成可能デバイス FPGA を用いた数値計算の高速化

情報工学科で得られたこと

私は情報工学科で「ソフトウェアとハードウェアの知識」を習得することができました. 特に3年次の実験ではソフトウェアでロボットカーを制御する体験を,4年次には CPU を 一から開発するコンテストに参加し,ハードウェア・ソフトウェア両方に関する知識を身につけることができたと感じます.なかでも特にハードウェアに興味を持ち,深く追求したいと思ったことから大学院に進学しました.

 
研究生活で得られたこと

私は研究生活を通じて「企業の開発領域で必要とされる設計技術」を学ぶことができまし た.私は「再構成可能デバイス FPGA を用いた数値計算の高速化」について研究をしています.FPGA は内部のディジタル回路が自由に変更できる,まさに「夢のデバイス」です.近 年,FPGA はさまざまな場面で広く活用され,注目を集めています.私はこれをインターシップでも実感することができました.一見,研究と直接的に関係しない部署にお世話になり ましたが,実は FPGA を使った製品開発が行われていました. 研究生活を通じて身につけた 「FPGA の設計技術」がさまざまな場面で活かせることを実感し,その後の研究活動の励みにもなりました.

論文発表を行い,受賞した際の記念写真

論文発表を行い,受賞した際の記念写真

設計・開発したチップ

設計・開発したチップ

おまけ:研究生活ってどんな感じ?

研究生活では研究のテーマ決定からスケジュール立てまで学生主体で行います.これは私 が所属するコンピュータアーキテクチャ研究室が「学生の自主性」を大切にすることも影響 していると思います.時には怠けてしまう人もいますが,そんな時は先生が程よくムチを入 れてくれます(笑).研究の合間にはキャッチボールやけん玉,長い休みには釣りやスノーボ ードをして積極的に気分転換を図り,何事も「楽しく」やることをモットーにしています.